胸部単純X線写真によるアスベスト関連性胸膜病変 CTとの一致(Asbestos-Related Pleural Abnormalities
Detected by Chest X-Ray: Fair Agreement with Detection by Computed Tomography)(英語)
Author:菅沼成文(福井医科大学 環境保健), 日下幸則, 平賀洋明, 細田裕, 志田寿夫, 森久保寛, 松本徹
Source:Journal of Occupational Health(1341-9145)43巻6号 Page365-370(2001.11)
Abstract:胸部単純X線写真(CXR)がCTと同程度の正確さでアスベスト関連肺疾患患者の胸膜病変を指摘できる
かどうかを検討した.1,178人のアスベスト曝露歴のある退職者に間接撮影を行い,異常を指摘された80名を対象とし
た.彼らに対しCXRとCTを施行し,呼吸器内科医と放射線科医によるCTの読影とILO 1980に関する2名の専門家によ
るCXRの読影を行った.CTとCXRの読影は独立して行った.各々2名ずつの合意を得たCT,CXRの読影結果について
kappa値を求め一致を調べた.感度,特異度についてもCTを確定診断として計算した.1)80名のうち,65名(83%)がCXRで
胸膜病変を指摘された.その65人のうちCTで確定されたのは61人であった.2)CXRとCTによる読影結果はCohenの
weighted kappaで0.53と中程度の一致を見た.3)CXRのCTに対する感度,特異度は各々0.94と0.73であった.CTのみ
で検出し得た胸膜病変は1例(2.5%)のみであり,4症例がCXRでは指摘されたがCTでは確認できなかった
Technegas ventilation SPECT for evaluating silicosis in comparison with computed tomography.
Zhang X, Hirano H, Yamamoto K, Kusaka Y, Sugimoto K, Kimoto T, Hayashi N, Ishii Y.
Department of Radiology, Fukui Medical School, Japan.
Ann Nucl Med. 1996 May;10(2):165-70.
To compare the subtle pulmonary parenchymal morphologic changes with ventilation function in patients with
silicosis, the conventional CT, high resolution CT and technegas ventilation SPECT were performed. In 25
silicotic patients and six controls, the pulmonary ventilation state was evaluated by an index called the
coefficient of variation (CV), which expresses the subliminal heterogeneous distribution of technegas in the
lungs. The results showed that with silicosis the CV value is significantly higher than that without silicosis.
The CV value was proved by multifactorial analysis to independently reflect the extent of the appearance of
small scattered interstitial findings such as nodules, septal thickening and bulla, which were typical findings for
silicosis. The CV value calculated from the technegas SPECT correlated well with the severity of silicosis. It
is considered that the CV value can also express the functional state of the silicotic lung.
じん肺の単純X線写真読影の日本人産業医とNIOSH Bリーダーの比較
Author:守安秀行(福井大学 医学部国際社会医学講座環境保健学), 菅沼成文, 高嶋吉浩, 日下幸則, 伊藤春海
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)46巻臨増 Page524(2004.03)
論文種類:会議録
境界型珪肺症のデジタル胸部X線像とCTの対比
Author:菅沼成文(福井大学 医学部環境保健学), 高嶋吉浩, 守安秀行, 日下幸則, 平野治和, 伊藤春海
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)46巻臨増 Page523(2004.03)
論文種類:会議録
デジタルレントゲン写真によるじん肺診断スクリーニングに関する研究 2型とO型に対するAR・DR写真の比較検討
Author:高嶋吉浩(福井大学 医学部医学科国際社会医学講座環境保健学教室), 日下幸則, 菅沼成文, 伊藤春
海, 平野治和
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)46巻臨増 Page523(2004.03)
論文種類:会議録
職業性呼吸器病の画像診断の診断基準 胸部単純X線写真からCTまで
Author:菅沼成文(福井医科大学 環境保健学 講座), 日下幸則, 志田寿夫
Source:日本医事新報(0385-9215)4117号 Page20-26(2003.03)
論文種類:解説
じん肺有所見者における胸部CT検診の有効性
Author:吉原信幸(珪肺労災病院 放射線科), 志田寿夫, 日下幸則, 森久保寛, 松本徹
Source:胸部CT検診(1341-8556)10巻1号 Page71-72(2003.01)
論文種類:会議録
アジアのじん肺事情 レントゲン写真は語る
Author:日下幸則(福井医科大学 環境保健)
Source:産業医学ジャーナル(0388-337X)25巻2号 Page87-88(2002.03)
論文種類:解説
デジタルレントゲン写真による塵肺診断スクリーニングに関する研究
Author:高嶋吉浩(福井医科大学 放射線), 菅沼成文, 日下幸則, 伊藤春海, 平野治和
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)44巻増刊 Page340(2002.03)
論文種類:会議録/症例報告
国際CTじん肺基準の開発
Author:菅沼成文(福井医科大学 環境保健), 日下幸則
Source:INNERVISION(0913-8919)16巻6号 Page44(2001.05)
論文種類:原著論文/特集
Abstract:フィンランド,ドイツ,米国,ベルギー,フランス,英国の職業性呼吸器疾患の世界的エキスパートと共同して,
塵肺に特徴的な肺野,胸膜の所見の半定量化を可能にする為,HRCTの撮像条件,読影票,読影指針,参照フィルムを
開発した.エキスパートの合意によって標準フィルムが選定され,国際塵肺HRCT基準はほぼ完成した
国際CTじん肺基準の開発
Author:菅沼成文(福井医科大学 環境保健), 日下幸則, 細田裕, 内山寛子
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)43巻臨増 Page387(2001.03)
論文種類:会議録
標準写真を伴ったじん肺CT日本分類 ILO国際じん肺X線分類との比較(The Japanese Classification of
Computed Tomography for Pneumoconioses with Standard Films: Comparison with the ILO International
Classification of Radiographs for Pneumoconioses)(英語)
Author:菅沼成文(福井医科大学 環境保健), 日下幸則, 細田裕, 志田寿夫, 森久保寛, 中島康雄, 審良正則, 松本
徹, 平賀洋明
Source:Journal of Occupational Health(1341-9145)43巻1号 Page24-31(2001.01)
論文種類:原著論文
Abstract:この研究では日本じん肺CT分類(細田・志田基準)とILO国際じん肺X線分類(ILO1980)とによりじん肺の
分類を行い比較した.又,細田・志田基準について説明を行った.炭鉱夫としての職業歴のある21名と曝露歴のない6
名について,CTと胸部単純X線(CXR)の撮影を行った三名の放射線科医が独立に読影を行い,CTとCXRの所見を
各々細田・志田基準とILO1980にしたがって記述した.CTの所見について粒状影の密度と形について三名の内二名
以上の一致を得たものが96%(26/27)であった.読影者間の一致度はCohen's weighted kappaが0.57 to 0.71と満足
のいくものであった.粒状影の密度と形についてCXRとCTでの一致度はweighted kappaが各々0.70と0.77.結論:細
田・志田基準は粒状影の密度と形の記載において信頼性があり,ILO1980基準と互換性があることが示された
国際じん肺CT診断基準の開発 フィンランド基準と細田・志田基準の比較
Author:日下幸則(福井医科大学), 菅沼成文, 細田裕, 志田寿夫, 内山寛子, 平賀洋明
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)42巻臨増 Page491(2000.03)
論文種類:会議録
国際じん肺CT診断基準の開発 ドイツ基準と細田・志田基準の比較
Author:菅沼成文(福井医科大学), 日下幸則, 細田裕, 志田寿夫, 内山寛子, 平賀洋明
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)42巻臨増 Page490(2000.03)
論文種類:会議録
じん肺CT基準(細田・志田基準)の妥当性について
Author:菅沼成文(福井医科大学 環境保健), 日下幸則, 細田裕, 志田寿夫, 審良正則, 中島康雄
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)42巻1号 Page37-38(2000.01)
論文種類:会議録
当院におけるじん肺診療の現況(会議録)
Author:平野治和(光陽生協病院), 大門和, 天津亨, 多田栄作, 岩田竹矢
Source:産業衛生学雑誌(1341-0725)47巻2号 Page111(2005.03)
じん肺の運動療法(会議録)
Author:平野治和(光陽生協病院), 他
Source:体力科学(0039-906X)42巻3号 Page336-337(1993.06)
じん肺患者の心肺運動負荷試験 呼吸機能検査との比較による検討(会議録)
Author:平野治和(光陽生協病院), 他
Source:産業医学(0047-1879)35巻2号 Page140-141(1993.03)
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