海外と日本の石綿規制の年表(福井センターが新聞記事等より作製)
海外
日本
64 石綿ばく露で中皮腫・肺がん発症を警告する「勧告」
(米国科学アカデミーの国際会議)
71 石綿の発ガン性を指摘(WHO下部の専門組織) 特定科学物質等障害予防規則の制定。健康被害を防止するために石綿等の取り扱いを規制( 「大気中飛散で公害」の指摘も)
72 石綿職業ガン発生の指摘(ILO専門家会議)
73
周辺住民の被害の可能性認識か(環境庁)
74 石綿職業ガン発生の指摘(米国産業衛生専門家会議
ACGIH)
75
建設現場での吹きつけを原則禁止(低濃度は許可)
76
「石綿周辺被害」労働省通達(有効策は講じられず).「青石綿著しく有害」(通達)
78
労働省専門家会議;「石綿少量で発生」指摘
82
工場周辺住民の中皮腫症例を胸部疾患学会地方会で報告(奈良の医師)
86 青石綿の使用禁止(ILO条約採択*) 中皮腫近隣ばく露例を日本産業衛生学会で報告(労働省研究グループ)
88
作業現場での石綿管理濃度策定
89 青石綿と茶石綿の使用禁止(WHO)
米国環境保護局が石綿の生産・輸入の禁止(段階的
規制)を発表
90
石綿大気中濃度、工場周辺で12%が違反(環境庁資料)
92
「石綿規制法案」議員立法廃案
93 青石綿と茶石綿の使用禁止(EU) 
独が一部除き青・茶・白の使用禁止
95
青石綿と茶石綿の製造・使用禁止
96 仏が一部除き青・茶・白の使用禁止
99 英国が一部除き青・茶・白の使用禁止
04
石綿の製造・使用を原則禁止(一部除き)
05
EUが石綿の使用禁止
解体作業時に焦点をあてた石綿障害予防規則の制定(08年までに使用を全面禁止)
*同条約の日本の批准は遅れ05年7月衆議院外務委員会で採択

  アスベスト被害をもたらした責任

 *安全対策を怠ってきた企業の責任が重大。
 *石綿規制を実施してこなかった行政の責任も大きい。
 *労働者、国民の「知る権利」が無視されてきた問題でもある。
 *この被害は過去や現在だけの問題ではなく将来の国民的な問題である 。
 *認識が弱かった医療関係者も反省すべきである。

  アスベスト被害者の4つの側面

 *労災(労働者ばく露)としての問題
 *二次労災(家族ばく露)としての問題
 *公害(環境ばく露)としての問題
   @工場周辺 
   A建物解体現場
   B産業廃棄物処理場
   Cアスベスト鉱山周辺
 *自営業者・1人親方の問題