「アスベストによる健康被害の全国一斉電話相談」(「働くもののいのちを健康を守る全国センター」呼びかけ)に「ア
スベスト・じん肺支援福井センター」も参加しました。

日時
4/1(土曜日) 4/2(日曜日) 午前10時〜午後3時
場所  福井医療生協組織部事務所 
電話相談応対
平野光陽生協病院院長 
宇野アスベスト・じん肺支援福井センター事務局長
万所全国一般労働組合福井県本部副委員長

相談件数  15件 (この内事務所に来ての相談が2件)

主な相談内容

*30年ほど前に工場、住居を岩綿で吹きつけをしてもらいそこで働いている。平成12年に早期肺ガンになった。業
者に聞いたら、岩綿に石綿が混じっていると言われ心配になった。

*6年前、夫が間質性肺炎で死亡した。鉄筋吹きつけ作業を2年していた。自分も一緒に作業をしていた。咳や痰が
出始めているので心配。煙草はすわない。

*自営で織物会社をしている。鉄骨に吹きつけがされている工場で仕事をしている。設備設置のため10数年前天井
を破って作業をし大量のアスベストを吸ったと思う。数年前、気胸になったとき「埃が多い職場ですか」と医者に聞か
れた。「針のような細かい物が刺さっているようだ」とも言われた。現在もそこで働いてるので不安。

*4〜5年前から息苦しさ、咳、痰が出るのでA病院を受診した。CTでアスベスト関連の影があると言われた。健康
管理手帳の申請をするから用紙を持ってくるようにと言われた。労働局に行ったが、事業主だからと断られた。なんと
かならないか。

*窯業で働いた。じん肺の管理区分3を持っている。窯業も窯にアスベストが使われていた。仕事を探しても雇っても
らえない。

*会社で作業しているが、機械に断熱材が使われている。業者に聞いたらアスベストは使っていると言う。会社は機
械改良にはお金がかかって出来ないという。仕事をやめるわけにいかず不安。

*雨漏りがして、天井に吹き付けられたものが落ちてきている。屋根は直す予定だがそのままにしておいていいの
か。

*アスベストを使っている商店の倉庫に7年くらい出入りしていた。3年ほど前にレントゲンで肺に白い影があると言
われた。アスベストと関係があるか心配。

以上の相談については、わかる範囲で適切にお答えし、医療機関への受診、福井センターへの直接来所などもすす
めました。

新聞報道asbnews.pdf